大國魂神社氏子青年崇敬会

 

会長あいさつ

 

 

大國魂神社氏子青年崇敬会は東京都府中市に鎮座します武蔵総社・大國魂神社へご奉仕することを通じて、清く、明るい社会をつくっていこう、という青年団体です。

大國魂神社を信奉する18歳以上の方でしたらどなたでも入会いただけます。

平成15年(2003年)11月に発足しました当会は本年で18回目の定時総会を迎えました。ここに至るまでの歴史においては歴代諸先輩方、会員の皆様、市内外の関係団体の皆様も含め、多くの方のご支援がありました。皆様の崇敬心の深さと活動へのご協力に深く感謝申し上げます。

さて、私たちは青年世代の団体という事もあり、「行動すること」を大切に、年間を通じて様々な奉仕活動を行っております。

一例を上げますと、毎奇数月の月末日曜日に行っております「境内清掃活動」は、神道における「清浄」を体現する、基本であり重要な活動だと考えています。境内をきれいにすることを通して、会員は自分たちの在り方や暮らし方自体を整える機会としています。

六月に行われます夏越の大祓には、会の発足時より「厄除けの茅の輪」を奉納しています。「私たちが崇敬する大國魂神社にふさわしい、日本一の茅の輪を奉納しよう」という先輩方の熱心な想いを受け継ぎ、会員それぞれの得意な技術を持ち寄って、毎年立派な茅の輪を奉納しています。六月にはぜひ見て頂きたいものです。

また戦後70年を機に、大國魂神社の御霊を分祀した軍艦である「軽巡洋艦 多摩」の遺族の方々をお探しし、軍艦多摩顕彰会を発足。戦歿者慰霊祭を斎行するお手伝いを会として行いました。軍艦名である多摩とは、多摩川にちなんで命名されたそうです。以降、毎年9月24日に行われる府中市戦没者慰霊祭、10月25日に行われる軍艦多摩慰霊祭の前には忠魂碑、慰霊碑を清掃奉仕し、慰霊祭には必ず会員が参列しております。現在の私たちよりも若い年齢の方々が戦地に赴き、日本国の為、郷土の為、家族を守るために戦ってくださったことを、氏青活動を通じて身近に感じることが出来ました。そのことに感謝し、後世へ伝えていくことを国民の一人として忘れてはいけない、と思います。

どんな国にも「はじまり(建国)の物語」があります。日本にもあります。しかし、「神話につながる日本国の成り立ち」「国体、皇室と神道との関係」といった重要な事柄を残念ながら戦後、私たちは学校の教科書では教わることが出来なくなってしまいました。自国を愛し、自国の歴史、精神性を理解し、話すことが出来ない者が、果たして国際社会において信頼されるでしょうか?

私たちは神社へ奉仕活動することを通して、神社や神道を身近に感じる機会を頂いています。それはすなわち、日本国の精神的土台に触れる機会だと思っています。「なぜ、これをやっているのだろう?」「これってどんな意味があるのだろう?」ということが神事や神社の境内には多くあるのですが、そういった疑問を大切にし、体験を通じた学びの機会を頂いています。そして学んだことを次の世代の方々へ継承していくことが大事だと考えています。常若(とこわか)という日本の精神性を表す言葉がありますが、当会は常に若々しい青年が集い、奉仕を通じて世の中を良くしていこう、という意欲に溢れた会でありたい。そう考えております。

当会は発足してまだ20年に満たない若い会ではありますが、1900年の歴史ある大國魂神社が未来永劫続く限り、共に歩み続ける青年会でありたいと考えます。長く活動を続けていれば、昨年来のコロナ禍のような感染症の世界的大流行や社会情勢の変化、自然災害の発生など様々な有事が発生するかもしれません。そのような情勢下においても、「私たちに何ができるのか?」を常に考え続け、奉仕活動を続けられる団体でありたいと考えます。ご理解、ご協力いただけましたら幸いです。

そして最後に、大國魂神社に興味がある、神道に触れたい、何か奉仕活動をしてみたい、府中市や住んでいる地域に社会貢献してみたい。そういった方々が仲間になることを期待しています。ご興味のある方、ともに活動しましょう。

大國魂神社 氏子青年崇敬会 会長 大室 元


役員名簿

【名誉会長】大國魂神社宮司 猿渡 昌盛


【会 長】 大室 元


【副会長】 鎌内 義樹 川崎 元也 春木 愛美 田中 優輝 秋元 秀一


【幹 事】 遠藤 充 滝島 康裕 塚田 隆太


【会 計】 花井 隆平 鈴木 敬一郎 佐々木 俊


【庶 務】 渡邉 高志 岡部 貴紀 佐野 博昭 神戸 裕太 加賀谷 竹青


【監 査】 秋山 敏行 今関 紘二


【顧 問】 原田 雄二 川村 英史 加藤 祐司 室井 敦 関 知之 笹本 浩二


【相談役】 鈴木 錦治 高野 律雄 比留間 利蔵 中村 孝 田中 仁志